東京のすみっこより愛をこめて。fummyです😊💡
実はわたし、焼き菓子とバターマニアで、お菓子をつくるのが大好きです!
お世話になっている方や、友達に会うときには、必ずと言っていいほど、お菓子を焼いて持っていくのですが、そうすると「今度つくりかた教えて!」と言われることがあります。

焼き菓子、大好き!
今までは「教えるほど大層なものでもないよ〜(ほんとに)」と言ってきたのですが、話をきいてみると、本をみながらつくっても、失敗してしまうとのこと。
確かに、本だとすべての工程が写真でみられるわけではないし、自分ひとりで初めてつくる時って、「何がどうなるまでやればいいのか」とか、よくわからないですよね。
「白くなるまで混ぜる」って書いてあるけど、
材料をボウルに入れた時点で、すでに白いんですけど!!
みたいなこととか、確かにあるある。(笑)
というわけで、普段ほとんど焼き菓子をつくらない友達に、「お菓子のつくりかた教えて!」と言われた時のために、この記事を書きました。
わたしが幼い頃からよくつくってる、超お気に入りのチョコレートクッキーの作り方を紹介しながら、気をつけるべきポイントを添えたり、次の工程にうつるタイミングがわかるように、初心者向けに丁寧に書いています。
もうこれ、めちゃくちゃおいしいので、いっぱいつくってみてください!^^
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今回つかうレシピ本『イギリスのお菓子』
今回はこちらに載っている「チョコレートビスケット」を若干アレンジしたレシピをご紹介します。
1989年発行の、30年前のものすごく古い本です。
わたしの母が買った本で、わたしが小さい頃によく作ってくれました。うちの本はもうボロボロです。(絶版で、amazonでは中古しかありません。)
この本に載っているお菓子は、どれもシンプルなのにとてもおいしいんです。
特に「チョコレートビスケット」が、簡単なのに絶品!わたし自身も、物心ついたときから、何回作ったかもうわかりません。他の本のチョコレートクッキーを作ったことも多々ありますが、やっぱり一番はこれです。ココアのほろ苦さとサクサク感が絶妙です!お楽しみに!
ただし、この本に載っているレシピの名称は「チョコレートビスケット」なので、レシピ名として引用するときは、「チョコレートビスケット」と呼ぶことにします。
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チョコレートクッキーの材料(20枚分)
用意するものはこれだけです!
- 無塩バター 100g
- てんさい糖 50g
- 薄力粉 155g
- ココア 20g
- 卵黄 1個分
- 塩 ひとつまみ
計ってみるとこんなかんじです。

薄力粉とココアを一緒にしてしまっています。卵は卵黄だけ使います。
基本的にスーパーで手に入る材料でOKです。また、おうちに常備している材料を優先して使っていただいて大丈夫です。
てんさい糖がなかったら、上白糖やグラニュー糖でOK!
無塩バターがなかったら、有塩バターを使って、材料の「塩 ひとつまみ」を無しにするのもOK!
通常は、上白糖やグラニュー糖を使いますので、安心して使ってください!
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チョコレートクッキーの作り方 〜10ステップ〜
チョコレートクッキーの作り方の、簡単な流れはこんな感じです。
2回目以降は、以下の流れだけ見てつくっていただければと思います!
- バターを予め室温に戻しておく。
- バターをボウルに入れて、クリーム状になるまで混ぜる。
- 砂糖を加えて混ぜる。
- 卵黄を加えて混ぜる。
- 薄力粉、ココアをふるいながら加える。塩も加える。
- ゴムベラで生地がまとまってくるまで混ぜる。
- 生地を丸めて天板に並べる。
- フォークで模様をつけて成形する。
- 180度のオーブンで20分焼く。
- 完成!
以下で、1ステップずつ詳しく説明していきます。
(1)バターを予め室温に戻しておく。
冷蔵庫からバターを出して、必要な分量を計り、ラップに包んで放置しておいてください。
指でおしてヘコむくらいになるまで、が目安です。

ヘコんでいるの、見えますか?
(2)バターをボウルに入れて、クリーム状になるまで混ぜる。
ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまで泡立て器混ぜます。
イメージは、マーガリンとかクリームチーズくらいの固さになるまでです。泡立て器の内側に入り込んでしまったバターの固まりが小さくなるくらいまで。

このくらいのペースト状になればOK。
※あとで卵黄を入れると水分が加わって柔らかくなるので、そこまで厳密にクリーム状になるまで混ぜなくても大丈夫です。
- バターが固い場合は、最初にゴムベラなどでバターをほぐしてから泡立て器で混ぜるとよいです。
- 夏だと室温が高いので数回混ぜただけでクリーム状になっていることがあります(笑)。逆に、冬だと5〜10分くらい混ぜることもあります。
(3)砂糖を加えて混ぜる。
(2)に砂糖を加えて、ゴリゴリすり混ぜます。

砂糖を加えると、また泡立て器の内側にバターが固まりがちになります。
これも、生地がマーガリンとかクリームチーズくらいの固さになって、全体的に砂糖が行き渡ったかな〜くらいになるまで混ぜます。

ペースト状になりました。砂糖のザラザラ感は残っていてOKです。
(4)卵黄を加えて混ぜる。
(3)に卵黄を加えます。

卵の白身と黄身を分けておき、黄身だけ加えます。
全体的に黄色っぽくなるまで混ぜます。水分が加わるため、すぐに混ざります。

卵黄を加えると、明らかに黄色くなります。
(5)薄力粉、ココアをふるいながら加える。塩も加える。
(4)に薄力粉、ココア、塩を加えます。

慣れていない方は、粉類はボウルに入れる前にふるっておいた方が楽だと思います。
わたしは薄力粉とココアを一緒に計って、ふるいにかけながら入れてしまうのですが、慣れてない方は、薄力粉とココアを別々に計って、予めふるいにかけておくのがおすすめです。むやみに片手作業をすると、ブワッとしてこぼれたりするので。(わたしも昔よくやりました。笑)

キメが細かくて綺麗な粉になりました。
(6)ゴムベラで生地がまとまってくるまで混ぜる。
粉類を入れたら、泡立て器をゴムベラに持ち替えて、下からすくいあげるようにしながら混ぜます。ひっくり返すような感じです。

混ぜ始めはサラサラしています。
バターと粉が満遍なく馴染めば大丈夫です。混ざってくると、明らかにココア色に染まってきます。

茶色く、ココア色になります。
粉を入れた時はサラサラしていた生地ですが、ココア色に染まる頃になると、ちょっとボウルに押しつけると固まるくらいの硬さになっています。この段階で、生地をボウルに押し付けて、一箇所にまとめます。

ボウルに押し付けると、生地がまとまります。
(7)生地を丸めて天板に並べる。
天板にクッキングペーパーを敷き、(6)でまとめた生地を、ピンポン玉くらいの大きさに分けて、天板に並べていきます。
生地はクッキー20枚分なので、天板に5枚×4列おくことをイメージします。
生地をなんとなく4等分して、ひとつのまとまりごとに5つのピンポン玉を作ります。

本当にざっくりとした4等分ですが・・・。
20個(5個×4列)のピンポン玉を天板に並べ終えたら、オーブンを180度に予熱しておきます。(20分焼く予定です)

ピンポン玉というよりも、トリュフっぽいかんじですね。
(8)フォークで模様をつけて成形する。
(7)で天板に並べた20個のピンポン玉生地を、クッキーの形になるように、平べったく押しつぶしていきます。
この時に、フォークを水で濡らし、ピンポン玉生地の上から押し当てて、生地をつぶしながら模様をつけます。縦方向と2回と横方向2回が目安。格子柄のような模様になります。

コップなどに水を入れて、フォークを適宜濡らしながら成形します。

このようなかんじで、フォークで生地をつぶしながら模様をつけます。
模様をつけながら押しつぶして形を整える・・・という成形作業を終える頃に、オーブンの予熱が終わるのではないかと思います。(※オーブンによってタイミングは異なります。)
(9)180度のオーブンで20分焼く。
180度に温めたオーブンに、成形を終えたクッキーが並んだ天板をおき、20分焼きます。

成形を終えた20枚のクッキー生地たち。
ご家庭のオーブンによって火力が違うので、20分の焼き時間はあくまで目安です。初めて作る場合は、10分くらいで一度止めて様子をみるといいです。そのあと5分焼いて様子見、3分焼いて様子見・・・のようなかんじです。
うちのオーブンは、奥の方が火力が強くてよく焦げるので、状況に応じて、10分くらいで天板の前後をひっくり返したりもします。
(10)完成・・・!
焼きあがったら、すぐにオーブンから出して冷まします。

しばらく天板のまま放置し、粗熱がとれたらお皿に移しましょう。
サクふわ!ほろ苦!のイギリスのクッキーの出来上がりです!お疲れさまでした!
ぜひおいしい紅茶と一緒に召し上がってくださいね^^
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終わりに

いかがでしたでしょうか。これ、食べ出したら止まらないですよね。(笑)
タッパーや瓶などに入れて保存してください。常温で一週間くらいもちます。わたしはパクパク食べてしまうので、3日くらいで無くなりますが(笑)。
プレゼントしても喜ばれますよ^^
ぜひ、たくさん作ってみてくださいね。
それでは、今日も素敵な一日を!
fummy