時計の「短針」は、英語で何て言う?『絵で読む英語(First Steps in Reading English)』感想・英語和訳。(ラダーシリーズ : Level 1)

東京のすみっこより愛をこめて。fummyです😊💡

英語多読100万語を目指して、多読を進めています!

「ラダーシリーズ (Level 1)」にすっかりハマってますが、今回取り上げるのは、『絵で読む英語(First Steps in Reading English)』です!

たくさんのイラストをみながら、英語を英語のまま自然と理解できるように工夫して書かれた本です。多読初心者向けの本といえます^^

ただ、わたしの場合は、英語多読30万語くらいでこの本を手に取ったので、このレベルで読むと、正直、英語が簡単すぎて、ちょっと退屈に感じました^^;

でも、この本でこの本で新しく知った表現や、知識を再確認できたこともあったので、そこだけ、本記事に簡単にメモしておきたいと思います^^  例えばこんな感じ。

『絵で読む英語』で学べる表現
  • 列の「最後尾」は英語でなんて言う?
  • 猫はいま何をしている?: The cat’s front feet are in the hole.
  • 違いがわかる?: “in the tree”と”on the tree”
  • 時計の「短針」は英語でなんていう?

気になるものがあったら、参考にしてみてください!

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前提情報:『絵で読む英語(First Steps in Reading English)』について

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本題に入る前に、まず英語多読者向けの前提知識として、「今回取り上げる本」の情報をまとめておきます。!

『絵で読む英語(First Steps in Reading English)』とは?

今回取り上げる『絵で読む英語(First Steps in Reading English)』は、以下の本です。

本作は、英語学習者向けに簡単な英語で書かれた、Graded Readers(GR)です。しかも、多読(英語学習)を始めたばかりの初心者向けの本。

本当に最初は、“This is a man.”から始まって、だんだん英語が難しくなっていきます。でも、挿絵が1ページに何枚もあるので、英語の意味が理解できないということはなく、自然と、段階的に英語を学んでいけるように工夫して書かれています。

ちなみに、ストーリーのようなものはぜんぜんありません。ひたすら絵の説明がされていく感じです。

英語多読者向けの『絵で読む英語』基本情報(総語数、英語レベル)

「ラダーシリーズ 」版の『絵で読む英語(First Steps in Reading English)』の基本情報(難易度など)は、以下の通りです。

『絵で読む英語(First Steps in Reading English)』の基本情報
  • 書名    : First Steps in Reading English
  • シリーズ: ラダーシリーズ (Level 1)
  • 収録作品: First Steps in Reading English
  • 総語数  : 5360語
  • ページ数: 151ページ(巻末の単語リスト除く)
  • 読みやすさレベル(YL):YL1.6

基本情報は、ラダーシリーズの公式ホームページを参考にしています。

出てくる英語のレベルとしては、体感的にYL0.8くらいです。でも、意外と総語数が多くて読み応えがあるので、YL1.6とつけています^^

ラダーシリーズのYL(読みやすさレベル)については、実はまとまった情報が存在しません(2019年6月時点)。そのため、当ブログでは以下の質問掲示板の情報を参考にしつつ、わたしの体感でYLをつけていますのでご注意ください。
参考:  Re: 洋版のラダーシリーズのYLってどのくらいでしょうか?(英語多読研究会SSSの掲示板「YL・語数・書評システム情報」より)

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列の「最後尾」は英語で何ていう?: at the tail end

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ここからは、学んだ表現のご紹介。最初は列の最後尾

動物たちが一列に並んでいます。
列には、どのような動物が並んでいるのでしょうか。
列の最後にいるのは、どんな動物でしょうか。

A dog is an animal. Horses, rats and goats are animals. These animals are in a line. There is no dog in the line.
The horses’ and the rats’ tails are long. The two animals at the tail end are goats. Goats and horses and rats and dogs are animals.

*日本語訳(拙訳)*
犬は動物です。馬、ネズミ、ヤギは動物です。これらの動物たちが、一列に並んでいます。犬は列に並んでいません。
馬とネズミは、尻尾が長いです。列の最後尾に、2頭のヤギがいます。ヤギと馬とネズミと犬は、動物です。

I. A. リチャーズ, クリスティーヌ・ギブソン『絵で読む英語』IBCパブリッシング、2006年 p.90。

列の「最後尾(at the tail end)」に注目しましたが、英文をみての通り、ここでは名詞の単数形と複数形を練習できるんですね。ヤギ以外は特に数には言及されていないので、イラストでは、2頭(2匹)ずつ描いています。

次の例も、単数形と複数形の話。

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猫はいま何をしてる?: The cat’s front feet are in the hole.

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今度は花壇に猫がいます。
何をしているのでしょうか。

There is a white cat in the flower bed. There is a hole in the earth. The cat’s front feet are in the hole.

*日本語訳(拙訳)*
花壇に白猫がいます。地面には穴が空いています。猫は、前足を2本とも、その穴につっこんでいます。

I. A. リチャーズ, クリスティーヌ・ギブソン『絵で読む英語』IBCパブリッシング、2006年 p.102。

特に、人体や動物の体だと、どの器官がいくつあるのか決まっているので、複数形にするだけで、数が明確に想像できますね。

この例も、一匹の白猫の話なので、わざわざ“two front feet”とか”both of the front feet”と書かなくても、”front feet”と言われたら、両前足なわけです。もちろん、”two”とか”both of the”は書いても間違いではないけれど、”front feet”だけで2本に決まるので、書かなくてもよい、というお話です。

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猫はいまどこにいる?: The cat is in the tree.

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これもまたよく出てくる、”in the tree” と “on the tree”の違い。

木の上に猫がいます。
木の上だから、”The cat is on the tree.” でしょうか?

Where is the cat?
The cat is in the tree.
It is on a branch of the tree.

*日本語訳(拙訳)*
猫はどこにいるの?
木の上にいるよ。
枝の上だよ。

I. A. リチャーズ, クリスティーヌ・ギブソン『絵で読む英語』IBCパブリッシング、2006年 p.103。

学校だと、”on”は「〜の上に」と言う意味だ、と習うので、”The cat is on the tree.”だとつい思ってしまうのですが、この絵の場合は、“The cat is in the tree.”が正解です。

“in”は包まれているイメージなので、”in the tree”と言われると、木の上で猫の周囲に葉っぱや枝が広がっているイメージがわきます。

ちなみに、葉っぱがついていなくて、枝だけの木でも、枝が猫の周りにしげっていれば、”The cat is in the tree.”です。本書の本文中では、葉っぱのついていない木の上に猫がいるイラストが描かれていました。

また、この絵の場合は、猫が葉っぱとか枝に包まれているので”in the tree”ですが、英語としては、”in the tree”でも、”on the tree”でも、間違いではありません。

それぞれ、聞いたときに異なるイメージを抱く、と言うだけです。

“in the tree”と、”on the tree”のイメージの違い

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“in the tree”と、”on the tree”のイメージの違いは、こんなかんじです。

inは「包まれているイメージ」

繰り返しになりますが、”in”は「包まれているイメージ」なので、イラストのように、“in”を使うと、葉っぱか枝かに包まれている(内側にいる)様子を想像します。

onは「接している」イメージ

“on”はもはや「〜の上に」という意味ではない、と言うことは、多読をしていると身にしみてわかりますよね。

onは「接している」とか、「表面にくっついている」イメージなので、イラストのように、“on”を使うと、木(葉っぱや枝含む)に体の一部が接していて、木の外側に体の多くの部分が出ている様子を想像します。

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時計の「短針」は英語で何ていう?: the short hand

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時計の短針(the short hand)」は、30万語くらい多読をしてきて、この本で初めて知った英単語です。まあ、日常会話で、「時計の短針が9を指しているよ!」なんて、そうそう言いませんからね(笑)。

でも、”hand”を使うんだ〜!へえ〜!と思ったので、メモしておきますね。

Here is the face of the school clock at nine.
The short hand is at nine.

*日本語訳(拙訳)*
学校時計の文字盤が、9時を指しています。
短針は、9の位置にあります。

I. A. リチャーズ, クリスティーヌ・ギブソン『絵で読む英語』IBCパブリッシング、2006年 p.124。

ちなみに、長針は”the long hand”です!

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まとめ

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冒頭で、「この本は、30万語レベルくらいで読むと、英語が簡単すぎて退屈だった」と述べました。

確かに、英語自体に関してはそうなんですけど、この本を読んでよかったこともあります。

それは、「a とか、theとか、複数形が出てきたときや、前置詞が出てきた時に、その状況の違いがパッと正確にイメージできるようになったなあ・・・」と、成長をしみじみと感じられたことです。

これまでは、「単数でも複数でもどっちでもいいじゃん。前置詞もとりあえずなんでもいいじゃん。通じれば」って思っていましたから(笑)。

でも、いざわかるようになってくると、霧が晴れたような感じがして、楽しいですね^^

それでは、今日も素敵な一日を!

fummy

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