東京のすみっこより愛をこめて。fummyです😊💡
趣味でやっている英語多読も、ついに50万語を突破! 目標の100万語の折り返し地点です。気が向いたので、記念にTOEICを受けてきました。
結果は、875点…!

わたしのTOEICの最終スコアは800点。そこから3年ほどのブランクがあったのでどうなることかと思いましたが、結果として、75点アップしました!
そしてついに、公式でも最高のAランクと評価されている、「TOEIC高得点所持者(TOEIC860点以上)」に仲間入りすることができました^^
成長…した……ッッ!!(ジーン…)
…と感動もひとしおなのですが、ここで注意していただきたいのが、実は今回のスコア875点は、英語多読50万語だけでの成果ではないということです。

わたしもこれまで、学校やら会社やらで強制的に受けさせられてきたので、軽く10回以上はTOEICを受けてるんですけど、その経験から、多読50万語を達成した時点で、
TOEICと英語多読(50万語程度)では、
出題される語彙の範囲が明らかに違う
と、察したんですよね(笑)。
なので、50万語到達後、あわててTOEIC用の勉強もやりました。(ずるい? いや、だって、わざわざ遠出して受験しに行くのに、わざわざ玉砕したくないもの!!!! > <)
そんなわけで、本記事では、「英語多読」と、多読以外の「TOEIC専用の勉強」を、どれだけやったらTOEIC高得点(860点以上)を取得できるのかについて、具体的・数値的に示したいと思います!
少しでも参考になったら、嬉しいです^^
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TOEIC高得点(860点以上)の難易度について
まずは、どの程度の英語力があればTOEIC860点以上がとれるのかということを把握するために、TOEIC860点以上の難易度を把握しておきましょう!
以下の記事に、TOEIC860点以上の世間での評価や、難易度、そしてリアルな英語力(TOEICでどの程度聞こえるか、読めるか等)を、まとめています。
参考にしていただければと思います^^
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TOEIC高得点(860点以上)取得時にやったこと①:英語多読50万語
それではここから、TOEIC875点取得の際に、わたし自身がやったことをまとめていきます。
TOEIC試験前にやったことは、大きく分けて2つ。「英語多読50万語」と「TOEIC公式問題集」です。まずは「英語多読50万語」について、みていきましょう。
英語多読:50万語到達までに具体的に読んだもの
英語多読50万語までに、どのようなレベルの洋書をどれだけ読んだかについての詳細な情報を、現在記事にまとめ中です。でき次第、「英語多読100万語を達成するためのロードマップ!」のページにアップします。(※12万語まではアップ済みです)
もしもいますぐに詳細を知りたいという方がいらっしゃったら、以下の記事を参照ください!
こちらは、英語多読をスタートする前に立てた「100万語までの多読計画」を載せた記事なのですが、今のところ(50万語まで)は、こちらに書いた計画どおりに、順調に進んでいます。100万語達成までにどの段階でどのシリーズの本を何冊読むかというリストを、具体的に書いています^^
英語多読:TOEIC高得点(860点以上)取得に必要な読書量は50万語以上
もしも、TOEIC高得点(860点以上)を取得できるレベルの英語力を身に着けるために、全くのゼロからどのくらい英語多読をやったらいいかと考えると、最低でも50万語は必要と言うことができます。
根拠は以下の通りです。
読書量が少ないと、単純な語彙・構文にしか対応できない
TOEICのリーディングでは、広告とか求人書類とか新聞(雑誌)記事の形式の問題がよく出題されます。また、問題数が多いので、読解スピードも求められます。そのため、こういった文書に使われる英語の意味が瞬時に読み取れるようにしておかないといけません。
ところが英語多読は、最初はものすごく簡単な語彙・単純な文法の英語を読むことから始まり、少しずつ読む洋書のレベルを上げていく英語学習法です。なので、語数が少ないうちは、短くて単純な英文しか読めません。
多読50万語前後くらいで「よくある英語構文パターン」に慣れ始める
いわゆる分詞構文とか仮定法過去などの比較的複雑な表現も含めて、英語の構文が出そろってきて、一文も長くなってくるのが、25万語に到達したあたりから。そして、こういった比較的複雑な構文の英文も、「なんだか読めるようになってきたぞ」と感じるのが、50万語前後くらいなのです。
ただ、50万語に到達した時点でも、「慣れてきた」という実感と同時に、多少の読みづらさもまだ感じます。なので、「最低限50万語」という意識で、できれば、よりたくさん読んで、より慣れておくのが望ましいです。
- TOEICを受験するなら、最低限「英語多読50万語」分の英語基礎力が必要。(比較的複雑な英語構文に慣れておくこと)
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TOEIC高得点(860点以上)取得時にやったこと②:TOEIC公式問題集
英語多読50万語だけでは、TOEICを受験するための語彙が圧倒的に不足しているということに気づき、試験までの残り1週間であわててやったのが「TOEIC公式問題集」です(笑)。
今回のスコアアップは、ほとんどこれのおかげといっても過言ではありません。むしろ、これ1冊だけやっておけばいいくらいに「TOEIC公式問題集」が優秀です!
TOEIC公式問題集:正直、これだけやっておけばTOEIC対策は十分
こちらが先ほどから話題に出している「TOEIC公式問題集」です。TOEICテストを開発しているETSが制作していて、TOEICテスト2回分の模擬問題(400問分)が収録されています。
「テスト2回分」と聞くと、「たったそれだけで足りるの?」と思ってしまいませんか。
こういった資格試験的なものはよく「過去問を10年分やりなさい」とか言われるので、最初はわたしもこれ1冊で足りるのか半信半疑でした。しかし「TOEIC860点以上のスコアを取得する」という目標であれば、公式問題集1冊で十分と断言できます。試験範囲は1冊で十分にカバーしているのです。
問題形式も難易度も本番そのまま。公式問題集をやりこむのみ!
まず、TOEICテストを実際に開発しているETSが作った問題集なので、問題の形式も本番のまま、問題の難易度も本番のままです。なので、これを1冊やっておけば、本番でも何の違和感もなくテストを受けられます。
また、この問題集に出てくる単語や表現がTOEICの本番でも頻出します。
実際、今回のわたしの場合も、TOEICの語彙に関しては英語多読は役に立っておらず(笑)、ほとんどこの問題集で習得しました。なので、1冊やるだけでも少なくともTOEIC875点分の語彙・英語表現が習得できるのは立証済みだと言えます。
下手な勉強をするよりも、これ1冊を繰り返し愚直にやりこむのが効果的なのです。
TOEIC公式問題集:必要な勉強量は最低でも2周。理想は3周以上
英語多読50万語程度の段階でTOEICの問題集をやると、見慣れない単語が多いので、たぶん、難しく感じると思います。わたし自身も、50万語の多読後に初めて模擬問題をやったときには、まだまだ難しく感じました。
でも、50万語も読んでいれば、英語自体への理解力が身についていて、長文に対する抵抗感もなくなっているはずなので、「単語は難しいけど(単語さえわかれば)聞ける・読める」という状態になっていると思います。
なので、1周目はちょっと我慢して根性でやりきり(笑)、2周目以降で新しく出てきた単語や発音を身につけることに注力していくと良いと思います。やればやるほど、聴解スピードも読解スピードも上がっていきます。2周だとまだまだ覚えきれないので、3周以上が理想です。
公式問題集をやりこめば、900点も十分狙える
ちなみにわたしの場合、今回は試験日まで1週間しかない状態で問題集を始めたので、ギリギリ2周しかできませんでした・・・。なので、復習したかったけどしきれなかったところが結構あります。頻出単語だとわかっているのに覚えられていない単語もかなりあります。実際本番でも「あ、これ問題集にあったけど、まだ覚えてないやつだ!」と思ったものがチラホラありました^^;
しかし、この状態で875点は取れているのですから、わからない英単語・表現がなくなるまで公式問題集をやり込めば、860点以上は手堅いと断言できます。また、900点以上も十分狙えるという手応えも感じています。
- TOEIC専用の勉強については、「TOEIC公式問題集」1冊で、試験対策は十分。問題の形式・難易度に慣れることができるし、試験範囲の語彙も十分カバーしている。
- わからない英単語・表現がなくなるまで公式問題集をやり込めば、860点以上は手堅いし、900点以上も十分狙える。
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TOEIC高得点(860点)を取得したときの、英語多読の2つの効果
TOEIC860点以上を取得するのに、英語多読はどれだけ効果があったのでしょうか。
結論からいうと、50万語程度の英語多読は、TOEIC高得点(860点以上)取得の土台となる英語の基礎力が身につくという、間接的な効果があると言えます。
でも、「英語の基礎力」と大ざっぱに言われても、どんなものかイメージがわきませんよね。そこで、具体的な事例を2つ取り上げます!
英語多読のTOEICへの効果①:「TOEIC公式問題集」を解くのが嫌ではなくなる
英語多読をすると、英語そのものや長文に対する抵抗感がなくなるため、「TOEIC公式問題集」を読んだり解いたりするのが嫌ではなくなります。
「英語の勉強をするという行為」ができるのは間違いなく才能
もしかしたら、「ちょっと、この人、何を言っているんだ?」という感じかもしれませんが(笑)、「英語を勉強するという行為」ができるのは、間違いなく「才能」だとわたしは思っています。この世には、そもそも「英語を勉強するという行為」自体が向いていない人が存在していまして、わたしはまるっきりそのタイプです。
多読を始める前は、「TOEICの公式問題集」をひらくと、ストレスで3分と持たなかったんですよね。ふざけているわけではなく、脳に過剰なストレスがかかるんですよ。TOEICの問題集に限らず、英語の単語帳とかフレーズ集とかもダメなので、「英語の勉強」、「英語の暗記」というものができないタイプでした。高校生のときは英語が赤点で留年しかけましたしね。普通に小テストで0点とかとってましたから。(あ、でも、0点は1回だけです)(一応、名誉(?)のため…!^^;)
英語多読50万語達成後は、英語に対する抵抗感がやわらぐ
けれど、英語多読50万語を達成したあとに「TOEICの公式問題集」をひらいたら、単語は難しいと思ったけれど、嫌ではないわけです。わからない英語表現もあるけれど、そこそこ読めるわけです。
英語そのものに対する抵抗感がなくなり、英語の長文に対する耐性がついたのは、TOEICへの直接的な効果ではないけれど、英語多読をやった一番の効果だと思っています。
- 英語そのものに対する抵抗感がなくなり、英語の長文に対する耐性がつくため、「TOEIC公式問題集」レベルの問題集を解くのは負担ではなくなる。
英語多読のTOEICへの効果②:リスニング力、長文読解力が上がる
英語多読をすると、リスニング力、長文読解力が上がります。
この理由は、英語多読によって、英語の一時記憶能力が上がったためです。
英語多読によって、英語の長文を記憶できるようになる
英語が本当にできなかった頃は、聞いたそばから(読んだそばから)どんどん英語を忘れてしまいませんでしたか?
例えば、There was a white castle at the top of the mountain. (山の頂上に白いお城がありました。) なんていう英語が聞こえてこようものなら、”at the top of the mountain”と聞き取った瞬間に、山の上に何があったかは忘れている、みたいな(笑)。聞き取るのは一度に3語くらいが限界、みたいな感じです。
長文も同じで、英文を最後まで読むと、文の前半に何が書いてあったか忘れているので、返り読みをしないといけない。そうすると一文を2回読むことになるから、読む時間が倍かかる。たぶん、こういう時代が、誰にでもあったんじゃないかと思います。
英語の一時記憶能力が上がると、リスニング力と読解スピードが上がる
TOEICの長文では、一文が数行にわたるくらい長いのも珍しくはありません。一方で、英語多読も50万語ほどやっていれば、単語はやさしくても一文が3〜4行にわたっているくらい長いものもちょくちょく出てきます。なので、いつの間にか英語の一時記憶能力が鍛えられているんですよね。
英語の一時記憶能力が高まったことで、1度聞いたことを覚えていられるし、長い文章も1回で内容を把握できるので、2回も読む必要がありません。結果として、リスニング力と長文読解力が上がるわけです。
英語多読50万語実施前と後で、どのくらいリスニング力と長文読解力が上がるかは、こちらの記事にも書いていますので、参考にしてみてください!
800点の時が多読前、875点取得時が多読後で、比較をしています。
- 英語の一時記憶能力が上がるため、結果として、リスニング力と長文読解力が上がる。
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TOEIC高得点(860点)を取得する上で、英語多読だけでは足りない2つのこと
以上にみてきたように、今回は、英語多読を50万語程度すると、英語の基礎力を身につけることができ、TOEIC高得点(860点以上)を取得するための土台ができます。
しかし一方で、英語多読50万語程度だけでは、TOEIC高得点(860点以上)を取得するための対策としては、致命的に不十分なことがありました。それを補うために、今回試験前にあわてて「TOEIC公式問題集」をやったのです。
ここでは、TOEIC高得点(860点)取得する上で、英語多読50万語だけでは致命的に不足していることは何だったのかを、改めてまとめてみました。それは、以下の2点です。
多読だけでは、TOEIC出題範囲の語彙が圧倒的に不足している
まず一番致命的なのは、英語多読50万語程度では、TOEICの頻出の語彙や言い回しが、ほとんどカバーできていないことです。
英語多読で出てきていない語彙が、TOEICに頻出する
例えば、”budget(予算)”という単語なんて、模擬問題をやっているときに10回以上出てきましたが、多読中は、まだ一度も出てきていません。
また、”complimentary( (好意による)無料の )”という単語も、”complimentary tea(あるメニューを頼むとサービスでつく無料の紅茶)”のような形でTOEICに頻出します。模擬問題でも3〜4回出てきたと思いますし、本番でも出てきましたが、多読ではまだ一度も出てきていません。
こういうものを挙げだしたらきりがありません。まだまだ、いくらでも挙げられます。
TOEIC頻出のボキャブラリーは多読以外で補う必要がある
当たり前の話ですが、いくら多読で英語への理解力が高まっていても、知らない英語表現が出てきたら、その部分は理解できません。なので、こういった、TOEICに頻出するボキャブラリーを中心に習得するために、多読以外に、TOEIC専用の勉強をする必要があるのです。
- TOEICに頻出する語彙。英語多読ではほとんどカバーできていない。
多読だけでは、TOEICリスニング対策も圧倒的に不足している
TOEICのリスニングはリーディングに比べて英語表現がシンプルなので、比較的理解がしやすいですし、高得点が狙いやすいです。でも、当たり前ですが、今まで一度も聞いたことのない英単語は聞き取れません。
また、英語多読は基本的には普段リスニングはしないので、いきなりTOEICレベルのスピードで、聞いたことのない英語表現を浴びても、当然のことながら理解できません。
やはり、TOEICのリスニング対策は多読とは別に行う必要があります。TOEICに頻出するボキャブラリーを中心に耳を慣らして、TOEICの会話スピードに慣れなければなりません。
- TOEICのリスニング対策。TOEICに頻出する語彙の音、TOEICの会話スピードに慣れる必要がある。
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まとめ:英語多読で基礎力をつけ、TOEIC公式問題集で仕上げる!

ここまで見てきたように、TOEIC高得点(860点以上)をとるためには、英語多読(50万語程度)だけではボキャブラリーもリスニング対策もぜんぜん足りません。
しかし、英語多読50万語程度でも、「TOEIC公式問題集」に出てくる長文に抵抗がなくなる程度には英語の基礎力がつく、という間接的な効果があります。
ですので、「TOEIC公式問題集」を1冊をやりこむことで、足りない部分を補い、TOEIC高得点(860点以上)を取得できるだけの英語力を身につけることは十分可能です。
多読だけやっていて、少しマンネリ化したときにでも、TOEICに挑戦してみるのもいいかもしれません^^
さて、わたしも今回、公式で「Aランク」判定されている水準のスコア(860点以上)を取得できたので、TOEICに関しては一区切り・・・としてもいいのですが、また別の機会に受けに行くつもりでいます。
だって、ちょっと、悔しいんですもん。
あと5問で900点だったと思うと…!!!!(> <)
それでは、今日も素敵な一日を!
fummy