東京のすみっこより愛をこめて。fummyです😊💡
「よし!英語多読を始めよう!」と思ったときに、一番はじめに立ちはだかる壁は、英語の難しさでもなんでもなく、
洋書って高い・・・
なのではないでしょうか(笑)。
特に多読の初期のころは、語数の少ない、薄くて易しい本から読み始めるので、必然的に読む冊数が増えます。わたしも最初の3万語を読み終えた時点で、すでに100冊に達しました。
自己投資という言葉もちらつきますが、なるべくなら安くすませたい!
そんなときにオススメしたいのが、英語多読初心者にとっての強い味方!
「Oxford Owl」というWebサイトです。
150冊以上の子ども向けの洋書が、Web上でいつでも無料で読めてしまう、非常にありがたいWebサイトなのです・・・!
いますぐ使いたい!という方は、以下からどうぞ。
無料で登録できて、すぐに開始できます。
登録方法を図解でまとめていますので、よろしければ参考にしてみてくださいね。
それでは、「Oxford Owl」について、詳しくご紹介していきます!
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Oxford Owlとは
「Oxford Owl」は、Oxford University Press(オックスフォード大学出版局)が、子どもの教育をサポートするために運営しているWebサイトです。さまざまなコンテンツを提供しています。
その中に「Free eBooks」というものがあり、3〜11歳の子供向けに、Oxford University Pressが発行した英語の絵本を、150冊以上Webサイト上で無料開放しています。
これが非常に使えるんです・・・!
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Oxford Owlで多読を始めよう!初心者におすすめな3つの理由
理由①:完全無料
Oxford Owlが提供している、「Free eBooks」。
3〜11歳の子どもを対象に、150冊以上の英語の絵本を、Webサイト上で無料開放しています。
利用は簡単。メールアドレスなどを登録するだけです。完全無料です。
洋書に対して、どことなく敷居が高く感じてしまうのは、「値段の高さ」が要因のひとつにあると思うので、完全無料なのは、本当にありがたいですよね。オンラインなのでPCでどこでも見られて、かさばらないし。
ちなみに、対象となっている「3〜11歳の子ども」というのは、イギリスのネイティブの子どもです。ですので、使われている語彙はイギリス英語。日本の受験英語とは少し範囲が異なっています。
ただし、生活に密着した単語なので、以下の記事でも触れているのですが、『Harry Potter』には、Oxford Owlの本で使われている単語・表現が、おもしろいくらいに頻出します。
つまり、「オンラインで初心者向けの生きた英語が読み放題」という、英語学習者にとっては楽園のような環境が用意されているわけなのです。
理由②:洋書の種類が豊富!英語力ゼロから始めて順番にステップアップできる
英語学習者向けに書かれた、語彙や語数を制限した洋書に、Graded Reades(GR)というものがあるのですが、その一番簡単なレベルの本でも、そこそこのボリュームがあります。
例えば、「GRの中でも特に読みやすい」と評判のMacmillan Readers(マクミランリーダース)というシリーズでも、一番簡単な「Level 1 (Starter)」の本で、基本単語300語・総語数500〜1000語程度はあります。以下のようなイメージです。
John Milne, Lucky Number, Macmillan Education, 2008, pp.2-3.
「ぜんぜん、余裕!」という方も、もちろんいらっしゃるでしょう。
しかし、本当に英語を始めたばかりの初心者ですと、GRの一番下のレベルを読むだけの体力がまだ備わっていないこともあると思います。
しかし、心配することはありません。Oxford Owlは英語力ゼロから始められます。
なぜなら、文字のない絵本から始めることができるからです。
少し例をお見せしましょう。
Oxford Level 1
Oxford Reading Tree: Level 1: Fetch, Oxford University Press, 2011, pp.2-3.
ご覧のとおり、文字のない絵本です。
一通り読むと、表紙の単語の意味がわかるというものです。ゼロから始めたい方はここから!
Oxford Level 1+
Oxford Reading Tree: Level 1+: Big Feet, Oxford University Press, 2011, pp.4-5.
最初はこのくらいの文字数から。だいたい1ページにつき1文です。
総語数は40〜50語くらい。全部で8ページ程度です。
Oxford Level 4
Oxford Reading Tree: Level 4: Painting the Loft, Oxford University Press, 2011, pp.14-15.
いきなり増えたかんじがしますね!文が2行にわたっています。
ページ数は16ページ。総語数は200語前後になります。
Oxford Level 4 程度が読めれば、単語力的には、GRのMacmillan Readersの一番簡単なものである、Level 1(Starter)も余裕で読めます。
Oxford Level 7
Oxford Reading Tree: Level 7: Red Planet, Oxford University Press, 2011, pp.6-7.
このあたりになると、文字も細かくなっていますし、読みごたえがあります。
ページ数は32ページ。総語数は、1000語弱くらいです。
Oxford Level 7〜8 程度が読めれば、GRのMacmillan Readerの次の段階、Level 2 (Beginner)も余裕です。
つまりは、Oxford Owlをつかうと、英語力ゼロから多読をスタートでき、難易度の低い本から順番に読んでいって、徐々に無理なくステップアップできるのです!
気づいた時には、GRも読めるようになっていますよ。
理由③:ほぼ全ての本にAudioデータが付属していて音読してくれる
これがまた、Oxford Owlのすごいところです!
ほとんど全ての本にAudioデータがついているので、書かれている文字を音声で読み上げてくれます。
読んだあとに一通り音声を聞いて音読すると、単語の定着が違います。
例えば”hiss“という単語。
ヘビがシューシュー音を出すことなのですが、わたしはこの発音が忘れられません。
“I can hiss… hissssssssss!”
(日本語訳(拙訳):「ぼくはシューシュー言うんだぞ…シュ〜〜〜〜〜!」)ーOxford Reading Tree: Level 2: Quiz, Oxford University Press, 2011
“hiss“という単語は、『Harry Potter』でも出てくるのですが、「Oxford Owl」で発音を聞いていると、この時に見事に音がよみがってきます!
以下は、『ハリー・ポッターと賢者の石』の序盤で、ハリーがまだ自分が魔法使いだと自覚していないときに、動物園でヘビと会話するシーンです。
As the snake slid swiftly past him, Harry could have sworn a low, hissing voice said, ‘Brazil, here I come … Thanksss, amigo.’
(日本語訳(拙訳):ヘビがスルスルとすべって、素早くハリーのそばを通り過ぎるとき、ハリーは確かに、低くてシューシューとした声を聞いたのでした。「ブラジルに、俺は行くよ…ありがとうな。シュ〜〜。アミーゴ。)ーJ. K. Rowling , Harry Potter and the Philosopher’s Stone, Bloomsbury Childrens Books, 2017, p.30.
“Thanksss“の発音を訳に生かすのが難しいですが、一度体験していると、この発音が音できこえてきます!
本来、多読ルールとしては、「一度読めばOK」なのですが、Oxford Owlにせっかく付いている優秀な機能なので、余裕がある方は、一度読んだあとに音声も活用いただくといいと楽しいですよ。はかどります^^
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まとめ
そのようなわけで、英語多読を始めたいと考えている初心者の方には、無料で、英語力ゼロから、今すぐに始められる「Oxford Owl」が断然おすすめです!
登録したらすぐに読むことができますので、ぜひ試してみてくださいー!
登録方法や使い方については、以下に図解でまとめています。
それでは、今日も素敵な一日を!
fummy