英語多読におすすめ!マクミランリーダーズ(Macmillan Readers) レベル2( Beginner)の洋書を紹介 #01

東京のすみっこより愛をこめて。fummyです😊💡

今回は、「Graded Readers(GR)」の中でも特におすすめのシリーズである、Macmillan Readers(マクミランリーダーズ)のレベル2(Beginner)の本を詳しく紹介します!

GRの中でもとりわけ読みやすい」と評判のマクミランリーダーズ。
評判のとおり、スイスイ読めることは読めるのですが、同じレベルに分類されている本なのにもかかわらず、本によって読みやすさが異なっていると感じます。

そこで、Macmillan Readers(マクミランリーダーズ)のレベル2(Beginner)の洋書を、実際に読んでみて読みやすかった順番で紹介していきたいと思います!

あらすじとともに、個人的におもしろかった英語表現などを引用し、日本語訳もつけていますので、読む前の参考にしていただくのはもちろん、読んだ後の復習に使っていただければ嬉しいです。

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Macmillan Readers(マクミランリーダーズ)レベル2(Beginner)の特徴

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各本の紹介に移る前に、まずはレベル2(Beginner)の難易度と特徴について、軽くお話ししておきたいと思います。

レベル2(Beginner)の難易度

まず、レベル2(Beginner)はレベル1(Staeter)に比べて、どのくらい難しくなったのでしょうか。
難易度の比較表を見てみましょう。

【Macmillan Readers レベル別 難易度目安】

マクミラン・
リーダーズレベル
基本語彙 総語数 YL CEFR TOEIC 英検
Level 1
(Sterter)
約300 500-
600
0.9 A1 300 4
Level 2
(Beginner)
約600 2000-
10000
1.2-
1.8
A1 400 3

レベル1(Starter)とレベル2(Beginner)を比較をしてみると、レベル2は基本語数がレベル1の2倍(600語)になっています。

また、総語数(2000〜10000語)に驚かれたかもしれません。

総語数が本によって大きく差がある理由については次の項目でご説明しますが、レベル1に比べて、英表現の幅が広がり、一冊一冊のボリュームがかなり増えたのがわかりますよね。

難易度表作成にあたっての参考

レベル2(Beginner)は2種類ある!

レベル2(Beginner)は35冊発行されていますが、実はこれらの本は、大きく2種類に分けられます。

タイプ ストーリー 総語数 YL ページ数 冊数
MMR2
(中綴本)
主に
オリジナル
2000
-3000
1.2-
1.4
32前後 12冊
MMR2+
(背表紙あり)
主に
古典(retold)
6000
-10000
1.6-
1.8
64前後 23冊

英語多読協会SSSは、レベル2(Beginner)をMMR2とMMR2+の2種類に分類しています。(参考ページ:SSS推薦・多読用基本洋書のご紹介

実物を見ると一目瞭然です。
こうみると、本当に同じレベルなのか疑わしいですが(笑)、使われている語彙レベル(基本単語600語)が一緒なんですよね。

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MMR2

「MMR2」が中綴本です。
総語数は2000〜3000語で、ページ数は32ページ程度。レベル2(Beginner)の35冊中、12冊がこれで、主にオリジナルストーリーが書かれています。

中身はカラーで絵が多いです。イケメンも美少女もいますね(笑)

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John Milne Long Tunnel, Macmillan Education, 2007, pp.6-7, 18-19.

MMR2+

「MMR2+」が背表紙のあるしっかりした本です。物語部分のページ数が64ページほどあり、ストーリーは主に古典のリトールド(retold)ものです(オリジナルもあります)。35冊のうち23冊がMMR2+です。

中身は、MMR2はカラーで絵が多かったのに対し、MMR2+はモノクロで文字の方が多いです。文字だけのページもあります。

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Mark Twain Adventures of Huckleberry Finn, Macmillan Education, 2005, pp.4-5, 10-11.

本記事では、レベル2(Beginner)の洋書紹介シリーズの「第一回」として、この35冊のうちMMR2(中綴本)の12冊をご紹介していきます!

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Macmillan Readers レベル2(Beginner)の洋書紹介にあたって

ここからは洋書をご紹介していきますが、実際に読んでみて「読みやすかった順番」で本を並べています。

またさらに、MMR2の12冊について、難易度を3段階に分けて分類してみましたので、レベル2を読み進めるにあたっての参考にしていただければと思います!

MMR2での難易度凡例
  • 難易度「低」
    英語表現が平易。初めてみる単語も絵から十分意味を推測できる。一冊めに読んでもOK!
  • 難易度「中」
    絵から意味を推測できるものの、正確に理解するためには調べたほうがよい単語・英語表現が、2, 3個含まれている。
  • 難易度「高」
    絵から意味を推測するのが難しい単語が4〜5個かそれ以上含まれている。終盤に読むのがおすすめ。
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MMR2の紹介:難易度「低」

ここからは、難易度「低」の7冊をご紹介します!

Marco (2245語)

あらすじ

生まれたときからずーっと、小さなモモ農園で暮らしてきたマルコ。父親の農園を手伝うばかりの、変わりばえのしない毎日に嫌気がさし、ついに家を飛び出します。ところが、電車に乗ってたどり着いた大きな街で、マルコは「都会の厳しさ」を知ることになります・・・。

所感と英語表現

都会コワイ!(笑)でも、こういう経験をしないと、身近に当たり前にあるものの価値って、なかなか気づくことができないんですよね。

英語の難易度的には、YL0.1〜0.9をすでに3万語読んだと仮定すると、わからない単語は特になく、すんなり読めます。「◯◯に向かう」とか「◯◯の方を見る」など、方向を表す表現が頻出するので、ひととおり音読すると、慣れるのでおすすめです。

She did not see the police car. It was coming slowly down the narrow street towards her.
(日本語訳(拙訳): 少女は気づいていませんでしたが、パトカーがその狭い通りを通って、ゆっくりと少女の方に近づいてきていました。

Mike Esplen, Marco, Macmillan Education, 2007, p.18

英語表現まめちしき:downとup
「道を行く」とき、”go down the street”とか”go up the street”というように、よく”down”や”up”がつきます。
ネイティブいわく、“down”や”up”はあまり違いを意識せずにつけているとのこと。「強いていうなら、”down”は離れて行くときに、”up”は近づいてくるときにつけるけれども、どちらでも問題ない」とのことです。ご参考までに!

L. A. Raid (2985語)

あらすじ

レベル1(Starter)にもあった『L. A. Detective』シリーズの第2弾。
LAの私立探偵レニー・サミュエルが、連続銀行強盗事件の解決に乗り出します!

所感と英語表現

アメコミ調の絵が非常に文章にマッチしているので、語数は少し多めですが、とても読みやすいです。わからない単語があったとしても想像できます。

今後もシリーズの続編があるようなので、ファーストシティバンクの頭取とレニーの初対面シーンを引用してみます。レニーの人となりがわかるはず。
それにしても、「世界一の私立探偵」の割に、レニーは体術的な意味であまり強くないので見てて心配です(笑)。(しょっちゅう殴り倒されてる)

“People say you are the best private detective in Los Angeles. People use other words about you too. Clever. Tough. Rude. And funny. You think you’re funny.”
“And expensive. You forgot something. I’m expensive too.”

*日本語訳(拙訳)*
「君は、ロサンゼルスで一番の私立探偵だそうだな。君については、他にもこんなことを耳にしたぞ。賢い。打たれ強い。無礼者。あとは、おかしなヤツというのもあったな。君は自分がおかしいと思うかね」
「そして、高額だ。忘れてるんじゃないかい。俺は、高いよ」

Philip Prowse, L. A. Raid, Macmillan Education, 2005, p.9.

Anna and the Fighter (2406語)

あらすじ

電車に乗って、ネイラに住むおばの家に向かうアンナ。初めての一人旅です。電車に揺られながら眠りこんでしまったアンナ。ふと気づいた時には、電車の窓の外は暗くなっています。近くには醜い顔の大きな男が座っており、彼から電車はすでにネイラを通過してしまったことを知らされます。途方にくれるアンナに、男は「俺が助けてあげよう」と告げますが・・・。

所感と英語表現

これはおもしろかったし、いい話でした!ボクシング関連や、戦っているときの描写、観客の様子などの表現が出てくるのが楽しいです。

The referee was waiting in the ring. The audience was excited now.
Sam! Sam! We want Sam!‘ they shouted.
Sam climbed into the ring. He was wearing short trousers and big boxing gloves. He raised both hands in the air.

*日本語訳(拙訳)*
リングでは、審判が待っていました。観客はいまや大興奮。
サム!サム!サムを出せ!」と歓声が上がっています。
サムがリングに上がりました。短いズボンとボクシング用のグローブを身につけています。サムは、両手を空中に掲げました。

Elizabeth Laird, Anna and the Fighter, Macmillan Education, 2005, p.20

Newspaper Boy (2240語)

あらすじ

探偵に憧れる新聞配達の少年・トビーのお話が2話収録されています。
第1話は「アラーム!」。小さなお店に侵入した2人の泥棒をトビーが機転をきかせて捕まえます。第2話は「切り抜き」。古い新聞記事の切り抜きをみつけたトビー。新しい配達先のご主人が、そこに書かれた逃亡中の銀行強盗ではないかと疑います。

所感と英語表現

展開が読めず、なかなか面白かったです!著者のJohn Escottさんは他のGraded Readersも手がけているそうですね。限られた語彙と語数でよいお話を書く手腕がうかがえます!

新聞配達をする(do one’s newspaper round)」という表現について、知らなかったので、メモしておきます。あと「鳴動する(go off)」も知らなかったのですが・・・登場するのが、完全にストーリーのオチの部分なので、引用は避けます(笑)。

Toby was working. He was doing his newspaper round. Every morning he delivered newspapers to people’s houses.

*日本語訳(拙訳)*
トビーは仕事中でした。新聞配達をしているところだったのです。彼は毎朝、家々に新聞を配達していました。

John Escott, Newspaper Boy, Macmillan Education, 2005, p.3

Picture Puzzle (1171語)

あらすじ

大学生のピートは、ある日の朝、学校に向かう途中のショッピングモールで、見知らぬ少女から写真のフィルムを受け取ります。 その少女が不安げな表情をしていたのが気になり、ピートは現像した写真をヒントに、少女を追います。

所感と英語表現

こちらも著者はJohn Escottさんですが・・・Newspaper Boyの方がおもしろかったかな?(笑)でもこれもテンポよく読めます。

以下の表現は、「普段と変わらないルーティーン的な日常」について言及するときに、イディオム的によく使われるそうです。「普段どおり学校に行く」、「普段どおり会社に行く(Just another boring day at work!)」と言うかんじです。日常に退屈していて、「またか〜!」とうんざりする気持ちが込められています。

It was Friday morning.
Another boring day at collage,’ Pete thought. ‘Nothing exciting happens to me. I want something exciting to happen. I want to meet a beautiful girl.’

*日本語訳(拙訳)*
金曜日の朝のことでした。
今日も学校かあ」とピートは思いました。「つまんないな。何かおもしろいことが起こらないかなあ。きれいな女の子に出会うとかさ」

John Escott, Picture Puzzle, Macmillan Education, 2005, p.3

The Truth Machine (2272語)

あらすじ

ヴェリティー博士は、人々が嘘をつけなくなる機械、「真実の機械」の発明に成功します。これが直ちにラジオ、テレビ、新聞、雑誌に取り上げられ、世界中に知れ渡ります。一気に富と名声を得る博士。初めてのお客として、3人の人物に「真実の機械」を使うことになるのですが・・・。

所感と英語表現

最後の最後のオチだけ「えー」と思いましたが、全体的におもしろかったです!知らない方がよいことも世の中にはあるのかもしれませんね。3人の顧客の、Mrs Seekerは機械がなくても同じ結末だったと思いますが、Inspector SackとDr Simpleはちょっとかわいそう。

英語の単語の使い分けについて、以下にメモしておきます。
“cheque”と”money orders”、そして、“charge”と”fee”です。

  • Many people sent money. Some sent coins. Others sent banknotes. And others sent cheques and money orders.
    (日本語訳(拙訳):たくさんの人々が送金しました。硬貨を送る人もいれば、お札を送る人もいました。小切手や為替を送る人もいました。)
  • ‘I’ll help you, Mrs Seeker. Of course, there will be a small charge, a fee.’
    (日本語訳(拙訳):「お助けしましょう、シーカーさん。もちろん、少しばかり費用、つまり手数料をいただきますが。」)

Norman Whitney, The Truth Machine, Macmillan Education, 2005, p.6, 10

英語表現まめちしき:chargeとfeeのちがい
上記の訳し方だとわかりづらいですが、以下のような違いがあります。

  • charge:何か品物やサービスに対する費用、料金
  • fee: 専門家(医師, 弁護士, 家庭教師など)に対する報酬、謝礼、手数料

Rich Man, Poor Man (2871語)

あらすじ

ある日のこと、小さな村の老人アダムは、外国に出稼ぎに出た息子のソールから、手紙と100ポンドの送金為替を受け取りました。息子の息災の便りと大金の入手に、妻と村のみんなとともに大喜びするアダム。しかし、大きな街の郵便局でないと換金することができません。アダムはさっそく街に出かけ、郵便局の窓口を訪れたのですが・・・。

所感と英語表現

タイトルから『金持ち父さん 貧乏父さん』のような話かと思ったら、ぜんぜんちがいました(笑)。おじいちゃんがかわいそうで、後味がよくない話なんですが、「無学は不利」という事実を身にしみて感じられるので、教訓としては良い話です。自分や大事な人を守るためにも、日々学ばなければなりませんね・・・。
一番はじめにあげた『Marco』よりももっと深い意味で、都会の怖さを学べます。写真屋はわかりやすい悪党ですが、Mr. Shethも絶対に詐欺師だと思います!もう誰も信じられない!(笑)

少し長めのお話なのですが、難しい表現はあまりなかったです。
なので、何回か出てきた表現をメモしておきます。「価値がある」の”worth“のバリエーションです。

‘This money order is not worth one hundred pounds. This money order is worth nothing.’
‘Worth nothing! Worthless?’ I asked.

[日本語訳(拙訳)]
「この為替は100ポンドの価値はありませんよ。なんの価値もないですな。」
「なんの価値もないだって!無効ということかね?」と、私は尋ねました。

T. C. Jupp, Rich Man, Poor Man, Macmillan Education, 2005, p.29.

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MMR2の紹介:難易度「中」

ここからは、難易度「中」の4冊のご紹介です。

Money for a Motorbike (2200語)

あらすじ

主人公は17歳のスチュアート。同級生たちは学校を卒業してすぐに働きはじめましたが、彼は働かずにオートバイに乗って、旅行をしたいと考えます。でも、憧れのオートバイはとても高価で、買うことができません。そんなある日、スチュアートは、ある空き家に隠されていた325ポンドを発見します。ちょうどオートバイが買える金額です。しかしそのお金を巡って、そのお金の所有者を名乗る男や、警官に追われることになります・・・。

所感と英語表現

スチュアートの憧れのオートバイが、なんと日本のスズキ製なんです。思わず笑顔になってしまいました(笑)。一度はお金を持ち出したスチュアートでしたが、最後にはちゃんと改心して働く気になってよかったと思います。

英語表現的には、警察官がランクごとに異なる呼び方をされていることを初めて知りました。

There were two policemen in the car. The sergeant — a fat, round-faced man — was half asleep. The other policeman was younger and taller. He was a constable.
(日本語訳(拙訳): パトカーの中には、警察官が二人いました。太った丸顔の男のほうが巡査部長で、半分眠っていました。もうひとりの、若くて背の高い警察官は、巡査でした。)

John Milne, Money for a Motorbike, Macmillan Education, 2008, p.20

英語表現まめちしき:policemanのランク
警察官は、ランクによって呼び方が異なります。イギリス英語での呼び方は、偉い順に以下になります。(Oxford Dictionary of English SecondEdition Revised (2005年出版より))

  • inspector : 警部
  • sergeant : 巡査部長
  • constable : 巡査

Dangerous Journey (2300語)

あらすじ

森に採掘にやってきていた4人の男たち。リーダーのリオンは嵐のくる予感を察知し、仕事を切り上げてベースキャンプに戻ろうとします。もと来た道をトラックでもどる4人でしたが、ついに雨が降り始めて地面がぬかるみ、トラックが泥にはまりこんでしまいます。トラックを引きずり出す際に、リオンは右腕を骨折。また、雨は次第に強まり、ついには嵐となります。ベースキャンプまであと一歩というところで、嵐で川が増水し、かかっていた橋が崩落。それ以上先に進めなってしまいます。

所感と英語表現

短いながらも、危機あり、冒険あり、絆ありでおもしろかったです。

個人的には、無線のやりとりの英語がおもしろかったです。
無線交信の終わりを表す「どうぞ」は”Over”!

‘PX75 calling base. PX75 calling base.’ (p.28)
… (An omission) …
‘Hello, PX75,’ said Philip. ‘This is base. What’s your message? Over.
‘Hello, base. PX75 here. Pedro speaking. Can you hear me?’
‘Loud and clear, Pedro. What’s your message? Over.’

*日本語訳(拙訳)*
「こちらPX75。こちらPX75。ベースキャンプ、応答願います。」
・・・(中略)・・・
「了解、PX75」と、フィリップが応答した。「こちらはベースキャンプ。用件をどうぞ。
「了解、ベースキャンプ。こちらはPX75。ペドロです。聞こえますか。どうぞ。」
「感度良好だ、ペドロ。用件をどうぞ」

Alwyn Cox, Dangerous Journey, Macmillan Education, 2008, p.29.

実際には、無線局の名称(上記の場合はPX75などのアルファベットを無線で発音するときは、フォネティックコードを使うみたいです。
特に英語が母語ではない人は、こちらの方がアルファベットを正確に伝えられます。

This is Papa, X-Ray, Seven, Five. Pedro speaking.
(こちらはPX75。ペドロです。)

みたいな感じです。なんだかかっこいい・・・。

The House on the Hill (3053語)

あらすじ

市場の側の小さくて茶色の貧しい家に住む青年ポールは、作家になることを夢みています。ある日ポールは、川べりで美しい少女マリアと出会います。彼女は丘の上の白くて大きな家に住む、裕福な家柄の女性。二人は恋に落ちるますが、この身分違いの恋を、運命は許すのでしょうか・・・。

所感と英語表現

美しい絵と、主人公のポールが「作家を志す青年」というのがわたし好みでした(笑)。ポールのポエムが出てきますが、ポールの書いた小説も読んでみたかったです。結末が、悲しくも、ある意味意外な展開で、面白かったです。読後感も良いです。

英語の表現としては、”call at“が出てきました。”call”の熟語は覚えるのが難しいですが、ひとつずつ覚えて行くしかないですね。

If you would kindly call at this office on Thursday at 10 am, the Manager will present you with your prize.
(日本語訳(拙訳):お手数ではございますが、木曜日の午前10時に事務所においでくださいましたら、弊社部長より賞金を進呈させていただきます。)

Elizabeth Laird, The House on the Hill, Macmillan Education, 2005, p.16.

英語表現まめちしき:call atとcall onのちがい
“call at”も”call on”も「訪ねる」という意味がありますが、使い方が異なります。”call at”は場所を訪ねる。”call on”は人を訪ねる。

  • I’ll call at the office tomorrow.(明日、事務所を訪ねます。)
  • I’ll call on her tomorrow.(明日、彼女を訪ねます。)

Long Tunnel (2523語)

あらすじ

ポール、チャールズ、シーラは大学の同級生。夏季休暇に、ウェールズにあるポールの叔父のコテージに遊びに行くことになりました。しかし約束の日、ポールは待ち合わせ場所の最寄駅に現れません。チャールズとシーラは、ポールが事前に書いてくれた地図を頼りに自力でコテージにたどり着きますが、コテージから出てきたのは40代の見知らぬ男でした・・・。

所感と英語表現

大学生3人が事件に巻き込まれるお話です。絵が美しく、ハラハラしながら読めました!英語の難易度としては、絵で想像がつく範囲だとはいえ、ちょこちょこ知らない単語が出てきたので、難易度中にしています。

sit“のこの使い方は、初めて知りました。

The three of them were first year students at university. They were sitting their first year exams.
(日本語訳(拙訳):3人とも、大学の一年生でした。一年次の試験を受けようとしているところでした。)

John Milne, Long Tunnel, Macmillan Education, 2007, p.3.

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MMR2の紹介:難易度「高」

残り1冊となりましたが、難易度「高」の洋書のご紹介です!

This is London (2473語)

あらすじ

ロンドンの特徴について、幅広く、しかしコンパクトにまとめてくれているロンドン紹介本です。

ロンドンの簡単な歴史(ローマ人の侵攻、ノルマン・コンクエスト、シェイクスピア時代、ディケンズ時代)に始まり、観光名所(歴史的建造物、美術館、劇場など)や、ショッピング、夜の楽しみ方などを知ることができます。巻末には、ロンドンを訪れた際に役に立つ案内所やWebサイトなどが載っています。

所感と英語表現

ロンドンに行ったことがないので、行きたくなりました・・・! ロンドンはGoogle Mapでみると広く見えますが、面積・人口は、東京都の2/3より少し大きいくらいですね。(Wikipediaより

難易度高にしたのは、固有名詞がとても多いからです。日本語で聞いたことのあるあの固有名詞を、英語で何というかを知ることができるのは楽しいですが、結構多い(笑)。
一部ですが、こんなものが出てきます。

ロンドンの名所(固有名詞対応表)
  • Tower of London:ロンドン塔
  • Westminster Abbey:ウェストミンスター寺院
  • House of Parliament:国会議事堂
  • Old Royal Observatory:グリニッジ天文台
  • London Eye:ロンドン・アイ(大観覧車)
  • St Paul’s Cathedral:セント・ポール大聖堂
  • Gherkin:ガーキン(30セント・メリー・アクス, 超高層ビル)
  • Canary Wharf:カナリー・ワーフ(ウォーターフロント再開発地域)

英語表現的には、palace(宮殿)とcastle(お城)の違いが勉強になりました。
palaceが「ただの王族の豪邸」、castleが「戦争を意識したお城」です。日本のお城もcastleですね。

Windsor Castle, Buckingham Palace, ウィンザー城, バッキンガム宮殿

こちらは、ロンドンにある”Buckingham Palace(バッキンガム宮殿)“とロンドン近郊にある”Windsor Castle(ウィンザー城)“。両方とも王族の住まいですが、こうみると違いますよね。ウィンザー城にただよう「要塞」感・・・。

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まとめ

マクミランリーダーズ, macmillan readers, レベル2, Beginner, level2

マクミランリーダーズ(Macmillan Readers)のレベル2(Beginner)から、「MMR2」に分類される、中綴本12冊をご紹介してきました。この12冊を読むと、合計で2万8739語です。なんだか一気に語数が稼げたかんじがしますね。「進んだ!」ってかんじです(笑)。

今回ご紹介しきれなかった「MMR2+」の23冊については、以下の記事で紹介しています。
マクミランリーダーズ(Macmillan Readers)のレベル2(Beginner)紹介シリーズは全4回の予定で、シリーズ第4弾「イギリス編(10冊)」は執筆中です。

ここから先は、「MMR2+」の古典のリトールド(retold)ものが待っています。

ここからです! さらにおもしろくなるのは!!(笑)

そんなわけで、多読、楽しんでいきましょう!

それでは、今日も素敵な一日を!

fummy

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